電殿神伝記

発動中...!!!!⚡ ⚡ ⚡

= = = ローディング中... = = =

ガ......ガガ...ガ......コハ...ココハ電殿神庭。

穏やかな時間が流れ、四季折々の景色に溢れる平和な世界。

桜椿は春の知らせ、耳をすませば小川のせせらぎ、鶯の声。

ガーデンの中心にそびえる本殿の大きな鳥居には、ぼんやりとしたおぼろ雲がかかっている。時たま、その隙間を縫って大きなヘビのような生き物が空を駆け、その鱗がキラキラと幻想的な光を見せる。

そんな本殿の鳥居が遠くに見える場所の一角に、とある団子屋がある。

老舗を思わせる木造の店構えだが、大きな暖簾がかかった入り口をくぐると、

服を着た招き猫や、手足の生えただるまなど、電殿神庭のさまざまな住人たちで賑わっていた。

そんな団子屋の赤い椅子に腰かけ、真剣な顔をしている二人の影。こひるとメグナである。

「ねぇ〜こひるん。何にするか決めた?」

「まだです…!も、もうちょっと待ってください…」

「いやわかる。全部気になる。見たことないもんばっかなんだけど。五尺団子って何?」

「い、一尺って30cmですよね...?1.5mもある団子...!?そ、想像できない...」

「「う〜〜〜〜ん…」」