電殿神伝記

発動中...!!!!⚡ ⚡ ⚡

= = = ローディング中... = = =

ガ......ガガ...ガ......コハ...ココハ電殿神庭。

穏やかな時間が流れ、四季折々の景色に溢れる平和な世界。

桜若葉は惜春の証、緑薫る風、揺れる藤花。

本殿の大鳥居を取り囲む巻雲の間を、七色に光る雨粒たちが跳ねながら行き来している。

そんな鳥居がよく見える丘の上に、Taylorは真剣な面持ちで立っていた。

「よし、いくぞ!!!」

隣のだるまやんに声をかけると、Taylorとだるまやんは勢いよく走りだした。

「今だ!!だるまやん!!」

その声に合わせて、一緒に走っていただるまやんは手を離した。

「うわー!すごーーーい!」

ふわっと空に凧が揚がり、周りにいた小さなだるまたちから大きな歓声があがった。

凧には、子だるまたちによって、だるまの顔が大きく鮮やかに描かれていた。

「すげー!俺、凧ってのが揚がるの、初めて見た!」